LDLコレステロール値が低いと、体内のコレステロールが不足している状態であるため、免疫機能や免疫細胞の機能も低下し、様々な病気を招くことになります。LDLコレステロール値が低いと貧血や運動障害、肺炎やがんまでも招くとも言われています。他には慢性消化器疾患、肝硬変、慢性肝炎などの肝臓の病気、低栄養症、βリポタンパク欠損症などの病気も考えられます。さらに、甲状腺機能亢進症なども心配される病気です。LDLコレステロール値が高いばかりではなく、LDLコレステロール値が低い場合も、あらゆる病気に注意しなければなりません。
LDLコレステロール値が低いとがんになるリスクも高まると言われています。これは、LDLコレステロール値が低いと免疫細胞の機能が低下するためと考えられています。免疫細胞の一つであるマクロファージは、体内に侵入してきた異物に対して、処理する働きをします。マクロファージはウィルスの死骸が殺傷している感染細胞やがん細胞の掃除をしてくれる細胞です。また、ナチュラルキラー細胞は殺菌力が強く、常に体内を巡回しがん細胞やウィルス感染細胞を見つけると直接殺します。このような機能を持つ免疫細胞の機能が低下すると、病気にかかりやすく、がんになる可能性も高くなると考えられています。
LDLコレステロール値が低い場合、他の病院が原因で低くなっている可能性もあります。まず疑われる病気は甲状腺機能亢進症です。甲状腺ホルモンが増えている場合、代謝が亢進し脂肪の代謝が促進され、LDLコレステロール値が下がってきます。動悸や手のふるえ、発汗、倦怠感などの症状もあらわれ、体重も減ってきます。少しでも心当たりがある場合は、この病気の可能性があるので医師に相談しましょう。他に疑われる病気は、栄養失笑や肝疾患などがあり、脂肪が吸収・生産されない状態が稀ではありますが考えられます。また、LDLコレステロール値が低下していて、高血圧を合併している男性の場合、脳出血の危険性があるというデータもあるそうです。
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