コレステロール値に異常があり治療を要するかどうかは、「高脂血症」の診断基準をもとに判断します。高脂血症とは血液中のコレステロールか中性脂肪が増えすぎた状態のことで、一般的な血液検査では、総コレステロール値、LDLコレステロール値、HDHコレステロール値、中性脂肪値が分かります。それぞれの基準値や正常値をもとに判断します。HDLコレステロール値以外のそれかが基準値を超えると高脂血症と診断されますが、これコレステロール値で判断するのではなく、LDLコレステロール値の基準値・正常値をもとに判断します。総コレステロール値が基準値より高い場合、HDLコレステロール値が基準値を超えていることもあるからです。HDLコレステロール値が正常値を超えていても、高脂血症にはならないのです。
LDLコレステロールの基準値は60〜140mg/dl未満とされています。検査の結果、LDLコレステロール値が基準値・正常値より高いと、食事療法や運動療法を行い、改善していかなければなりません。LDLコレステロールの基準値外の程度は140〜200mg/dlは軽度、200〜400mg/dlは中等度、400mg/dlになると重度とされます。LDLコレステロール値が低ければいいというわけでもなく、基準値よりも外れている20〜60mg/dlは軽度、〜20mg/dlは重度とみなされ、正常値ではないので、改善が必要となります。
血液検査などの結果を見て、LDLコレステロール値が基準値や正常値を超えていても、すぐに治療を開始することはありません。医療機関において、さらに詳しい検査を行います。それと同時に、LDLコレステロール値が正常値でないことを前提に、糖尿病や高血圧、喫煙、低HDLコレステロール血症、冠動脈疾患の家族歴、加齢などの危険因子があるかどうかを調べます。それらを含めて、目標となる設定値に向けて治療をしていくことになります。LDLコレステロール値が正常値である140mg/dlを超えたから、心筋梗塞になる、というわけではないのです。
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